拡張型心筋症は太るという管理人の肥満進行の体験談
もちろん仕事も主治医の許可がでるまで禁止でした。
療養は早くて1年と言われていたので、私は会社を退職しました。
こうして私の療養生活が始まり、毎月定期検査する以外、
退屈な日常が続きました。
7:00頃 起床 朝食
10:00頃 洗濯 テレビ マンガ 等
12:00頃 昼食(料理は好きなので自分で作る)
16:00頃まで 読書 インターネット 等
17:00頃 夕飯支度(これも家族4人分作る)
19:00頃 夕食
22:00頃まで テレビ 入浴 等
23:00頃 就寝
まるで年金生活をしている老人のような、半入院生活でした。
友人にはうらやましがられたりもしましたが、
一週間もすれば、退屈でたまらなくなります。
療養中ですから仕方なかったのですが、
この肉体の不健康は、私の精神をも徐々に蝕んでいきました。
もともとお酒は好きで、飲める方でしたが、
心不全以来、体調も悪く、ほとんど飲んでいませんでした。
退院時に主治医からの話しで、
少量の酒(日本酒1合程度)であれば、
飲むのはかえって心臓に良いとのことでした。
ちょうど赤ワインがブームになっていたこともあって、
食前酒として一杯飲むと気分も良くなり、
すぐに習慣となってしまいました。
ところが療養中でしたので、検査前はワインを控え、
検査後にまた飲むという、不規則な飲酒習慣を繰り返すうち、
その量が少しずつ、増えていったのです。
やがて料理を肴にワインを<飲んで、食べてすぐ寝る、
という太る典型の1日が、徐々に増えていきました。
拡張型心筋症の療養生活は太る!
退院してから2ヶ月ほど過ぎた頃だったと思います。
酒を飲んで忘れたいほど、
病気による精神的ダメージは受けていないつもりでしたが、
今日、今だけを楽しめればいい、そんな気持ちがあったことも確かです。
(今思えば、やっぱりヤケになっていたのかな。)
ふつう心臓病だと、酒を飲んで胸や息が苦しくなる、
というイメージがあるかもしれませんが、
私の場合は、そういった危ない自覚症状がありませんでした。
そのことが返って私の逃避行動を増長させてしまったようです。
病気以前の気持ちよいほろ酔い気分と全く変らなかったのですが、
違っていたのは体重がみるみる増加し、
肥満が急速に進行して行ったことです。