拡張型心筋症の経過観察期間は自宅療養!運動出来なくなった体験談

この病気で手術というのは、移植しかなく、
適合するドナー提供者を探すだけでも、大変困難なことです。

 

そのため、まずはβ-遮断剤(ベータ・しゃだんざい、または、ベータ・ブロッカー)
という心臓の働きを弱める薬を服用するための、投薬入院をします。
これは最近開発された治療法で、心臓の動きを弱め、休ませることで、
心筋の機能を回復させようというものです。

 

心臓病の患者に、心臓の動きを弱める薬を投与するわけですから、
完全看護で、院内の移動はすべて車椅子で、トイレ以外、
1人での移動は禁止という、大変不自由なものでした。

 

私が入院したのは6人部屋でしたが、
まわりはお年寄りばかりで会話などほとんどなく、
減塩食を決まった時間に食べ、薬を飲んで寝るだけの毎日でした。

 

夜中にうめき声のようなものが聞こえ、目を覚ますこともたびたびで、
ひどい自覚症状がない私にとって入院は、生殺しと言うか、
牢屋に入れられているかのように感じました。

 

当初2週間ほどと言われていた入院は、少しずつ延ばされました。
薬は1日0.5錠から始まり、3錠まで増やすのに結局1ヶ月近くかかり、
体が慣れてきた頃やっと、退院の許可が出ました。

拡張型心筋症の経過観察期間は自宅療養

 

その後は、自宅で療養観察生活に入るのですが、
生活はきびしく制限されたものでした。
とくに食事は大切で、管理栄養士の先生を予約して、
2時間ほど講義を受けました。

 

小冊子などももらいましたが、要約すると以下の3点です。

 

1:減塩食をこころがけ、食べ過ぎない。
2:水分はなるべく控え、摂取は1日1リットル程度。
3:激しい運動は禁止。散歩程度を適度に。

 

これが、私の運動できなくなったわけです。
以後、経過はどうあれ、心臓に負担をかける活動は、
一生涯、できなくなったのです。

 

けれども主治医に言わせると、生存率はあくまで確率であって、
私の場合、βブロッカーの効果が高いので、
気長に治療すれば回復に向かうかもしれない、とのことでした。

 

私はその言葉を信じるしかなく、長い自宅での療養生活が始まりました。
ところがそこには肥満に関するもうひとつの病魔が、私を待っていたのでした。