消費カロリーの増加効率を上げるのは筋肉!太りにくい体質になる方法
そもそもはじめに、ダイエットにおける“運動の目的”を
お話しするのが、先なのかもしれません。
ですが、ここでは、話を面白くするために・・・、
じゃなかった...(^^;)、より、理解を深めるために、
エネルギー消費量をふやすための効率という観点からアプローチします。
まず、意識上にある生活活動を増やしてみても、
はじめから20%しかないわけなので、効率が悪い、ということは、分かります。
では効率のよい、消費エネルギーの増加方法とは何か?
そうです、70%をしめる基礎代謝の消費量を上げることこそ、
もっとも消費エネルギーを増やすのに、効率がいいんです。
かといって、基礎代謝とは、意識上にはのぼらない、生体活動のはず。
内臓をきたえたり、その量をふやすことはできませんよ。
ではどうやって基礎代謝量を上げるのか。
以下にその部位の内訳をまとめました。
基礎代謝が使われる体の部位
筋肉 =38.0%
肝臓 =12.4%
胃腸 =7.6%
腎臓 =7.5%
脾臓 =6.3%
心臓 =4.4%
脳 =3.0%
その他 =20.8%
(技報堂『栄養学ハンドブック』より)
「なぁ〜んだ。結局、筋肉かよ。」そうです。
(`ε´)筋肉です。(`ε´)でも、でも、
これは運動じゃないんだもんねー。(T_T)...(^^;)
「筋肉。」と聞くと運動を考えがちですが、先に述べたとおり、
基礎代謝に、生活活動代謝の“運動”は含まれません。
ここであげた筋肉とは、その筋肉細胞を維持していくために、
必要最小限のエネルギーのことなんです。
筋肉はもともと脂肪を除いた体組織の、約4割をしめるほど多いため、
維持してくだけでも、大変大きなエネルギーが消費されるのです。
つまり、マッチョな奴は、その筋肉を維持するため、
寝ている間でも、エネルギーをすごく使っているわけです。
太りにくい体質とは?
結論から言っちゃうと、筋肉をふやせば基礎代謝量が上がり、
もっとも効率よく、消費カロリーを増大することが出来ます。
しかも筋肉は自らの意思できたえることで、その量を増やすことが
可能な、基礎代謝中、ただひとつの部位なんだな。
加えて言うと、筋肉が増えると太りにくい体質、になります。
なぜか?
--------------------- 例(れい) ---------------------------
たとえば、マッチョのAとフツーのBが、同じ体重の100kgだとする。
マッチョAの方が筋肉量が多いので、フツーBに比べて基礎代謝量が高い。
分かりますよね?
この二人が同じ500gのシャリアピンステーキを食ったとする。
しかも極上和牛サーロインの、ミディアムレアだ。
ジュージューいってる鉄板のうえに琥珀色のオニオンソースが香ばしい。
ロシアのオペラ歌手で、美食家のフョードル・シャリアピンが
昭和11年に来日した際に、
帝国ホテルのシェフに考案させたことから由来するこの超柔らか、
極上ステーキを食ったとする。(前置き長すぎ。...(^^;))
この時摂取した200gの脂肪分は、マッチョAの場合、基礎代謝が高いため、
筋肉組織を維持するためのエネルギーとして、消費されてしまう。
一方、フツーBの場合、基礎代謝が低いため、余剰エネルギーとして、
腹部に脂肪として蓄積される可能性が、非常に高い。
つまり、200g太る。というわけだ。
------------------- 例(れい) おわり ------------------------
このように、(どのようにだか。...(^^;))同じ量だけ食べ過ぎたとしても、
基礎代謝の高い方が太りにくい、ということが、お分かりいただけるかと思います。