死の四重奏は内臓脂肪型肥満とかくれ肥満で起こる!

さて、脂肪は燃焼する時、遊離脂肪酸、
とゆーものに変化します。(ここでは、深く考えない。...(^^;))
その行き先が皮下脂肪と、内臓脂肪では異なります。

 

皮下脂肪は、全身の血管を駆けめぐって筋肉などで使われます。
ところが、内臓脂肪の遊離脂肪酸は、門脈から直接肝臓に入っていきます。

 

ここで高脂血症の原因になる脂肪を作ったり
糖尿病の原因になる血糖を作ったりしてしまいます。

 

これらの事から内臓脂肪型肥満は糖尿病.高血圧症
.高脂血症を合併する可能性が非常に高い
という事実が判明しています。

 

特に動脈硬化を引き起こす患者さんはこの
四大因子を併せ持つ例が大変多いそうです。

 

さてここで問題です。

 

動脈硬化を引き起こす、四大因子、とは何でしょう?...(^^;)

 

こたえ↓
@:内臓脂肪型肥満
A:糖尿病
B:高血圧症
C:高脂血症プラス、この四つをあわせ持つ状態を 
「死の四重奏」 と呼びます。

 

「しのよんじゅうそう」、ではなく、「しのカルテット」、と読みます。
正しくは、「シィーノゥ?クヮルティットゥ?」、と発音します。(うそです。...(^^;))

40代と「かくれ肥満」

 

それでは、「自分の肥満は皮下脂肪型なのか、内臓脂肪型なのか、
どうやって判断するの?」ということになりますが、
風呂場で脱いで、カガミを見て下さい。

 

そして、リンゴか洋ナシかを、判定して下さい。

 

と、いうのも恥ずかしいので、ケータイで友だちに、メールしてみて下さい。
「オレって、リンゴと洋ナシ、どっちに似てる・・・?」、って。
(本気にしないでね。...(^^;))

 

見た目の体型や体重だけでは、どちらか判断しづらいかもしれません。

 

医師に相談すれば正確に判定することができます。
CTスキャンで腹部中央、丁度へその部分の断面画像を抽出し、
そこから内臓脂肪の面積を実寸で割り出し、
値が100平方センチメートルを越えると、内臓脂肪型肥満と判定されます。

 

でもだれも、わざわざ本気でそんなことしません。
この情報を読んだとき、おバカな回答だと思ったので、書きとどめておきます。

 

簡単に知る方法としては、BMI(体格指数)が25以上でかつ、
男性でウェスト85cm以上、女性で90cm以上ならば、
内臓脂肪型肥満。と判断してよいようです。

 

ただしBMI値が25未満でも、つまり一般には「肥満」と
判定されない人でも、お腹だけ太っている、
内臓脂肪型肥満であることが多いのです。

 

なので、これを「かくれ肥満」と呼びます。
ウェスト85cm以上であれば要注意です。

 

とくに40代を過ぎると急激に筋肉量(基礎代謝)が低下しますから、
体重が標準内でも、内臓脂肪型肥満に陥っている場合が多い。のです。

 

私の場合、会社の健康診断では「やや肥満」でしたが、
今思うと完全に、内臓脂肪型肥満だったと思います。
体重が標準でも、風呂上りなど、鏡を見れば自分で分かりますよね。
(見なくてもね。...(^^;))

 

気をつけたいと思います。

 

ちなみに高校の頃、「ひそかデブ」という言葉が流行ったことがあります。
ふだん学生服を着ていると太って見えないのですが、
「身体検査や修学旅行の風呂などで、バレるデブ。」のことです。

 

私がそうだったのですが、つらい思い出だよなー。...(^^;)