内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満の違いは古代人の男女の進化にあった

長いあいだ「飢え」と闘ってきた人類にとって、まさか、
自分の子孫たちが痩せるために苦労するなどとは、
夢にも思ってみなかったことでしょう。

 

農耕が発達する以前、彼らにとって「飢え」をしのぐすべとは、
狩猟・採取であり、また、共同体としての子孫をふやすことでもありました。
ゆえに、男女という役割別に、それぞれの目的別に、
脂肪が蓄積される形態も変っていきました。

 

つまり、“太り方”も、男女では異なります。

 

また肥満は、糖尿病・心筋梗塞など、様々な
生活習慣病を誘発すると言われています。
では、どういう肥満がいけないのか、様々な病気を引き起こす
“危ない肥満”とはどんなものなのか、これらについて、考えます。

 

古代人と 脂肪の由来とは?

 

遠い遠いむかし・・・。はるか500万年前・・・。
アフリカの大地に、人類の始祖が誕生した・・・。
なんて、大スペクタル・サイエンス・ドキュメンタリーにしちゃうと
一生かかるから、簡単に説明します。...(^^;)

 

脂肪組織は、その蓄積する部位から、皮下脂肪と内臓脂肪に大別されます。
皮下脂肪とは、その名の通り、皮膚のすぐ下にある脂肪のことです。
内臓脂肪とは体の深く、内臓の周囲にある脂肪組織のことです。

 

では、それぞれの特徴と、役割を見ていきます。
「なぜか?」というその答えは、ごく原始的、かつ真理を物語っていると思います。

 

----------------- ここから解説(かいせつ) -------------------
まず、皮下脂肪は女性に多い。
これは皮膚のすぐ下にあるので、断熱効果が高く、体温を逃さないため。
また、外側から受ける衝撃の、クッションの役割も果たしている。

 

つまり、妊娠時に赤ちゃんのいる子宮をあたため、外的衝撃から守っている。
といったわけで、女性に多い。

 

蛇足だが、女性に冷え性が多いのも、この皮下脂肪が一役かっている。
断熱効果が高いため、一度冷えると物理的になかなか温まらないのだ。
そして、皮下脂肪は貯まりにくく、燃焼しにくい。

 

これは、燃焼しにくいから、貯まりづらい、と言ったほうが正確な気もする。
だいたいネットで調べものをしていると、
「だから、それはなぜなの?」というQ&Aに遭遇することが多い。

 

「専門家だからって読者をなめんなよ。」という感じである。
まあ、それは余談として、皮下脂肪が燃焼しにくいのは、
授乳期に母乳のエネルギー源にするため、蓄えておく必要があるからだ。

 

ふだんは燃えにくく、授乳期に一気に燃えやすくなるため、
いわば、赤ちゃんのために、お母さんは長期預金をしているわけだ。
おお、何という自然の英知よ。(オー、ママ、ママよ!by テンプターズ...(^^;))

 

といったわけで、皮下脂肪は燃えにくい。
つぎに、内臓脂肪は、男性に多い。
そして、内臓脂肪は貯まりやすく、燃焼しやすい。

 

これも、内臓脂肪はすぐに燃焼してしまうので、貯まりやすい、
と言ったほうが分かりやすいが、多くは語るまい。
こちらの、なぜ?、は、いわば普通預金。
必要なときにすぐにおろせないと困る、貯金みたいなものだ。

つまり、女がほら穴で、赤ちゃんに授乳しているあいだ、
男は食わせるために、食料を調達しなければならない。
つまり、狩り、だ。

 

まず、草むらに身をひそめて、じっと獲物を待ち伏せる。
射程距離に、ひたひたと近づく獲物。
一閃、草間をなできり、一矢目が放たれる。
急所をはずれた矢を突き立てて、獲物は逃げる、逃げる。

 

これを追わずしてどうする?

 

とっさに猛烈ダッシュ、駆け出しながら、二矢目、三矢目を放つ。
どこまでも、追う、追う。
駆ける、駆ける。

 

こういった、緊急時に爆発させるエネルギーを提供するのが、内臓脂肪の役目だ。
つまり女の出産とちがい、男の脂肪はのんびりしてはいられない。
「ちょっと待っててね★ヨロピク。☆(^o^)/(^o^)/☆」では、
獲物に逃げられてしまうのだ。

 

こう考えると外出前、妻に「あっ、ちょっと待って。」と言われて、
まゆ毛を描いていない、などという陳腐な理由で、
かなり待たされることが、よくある。

 

また、「ちょっと、見るだけ。」と言って、
買わない服を見るだけで、小一時間近く待たされる。.....(-"-;)

 

これも、男女の違いによる、脂肪燃焼スピードと、
あながち関係がない。とも言えないかもしれない。

 

内臓脂肪に話を戻すと、これはまた、臓器のまわりにひっついて、
内臓が下へ垂れ下がるのを防せぐ役割も果たしている。
つまり、ヒトが立って歩くのに、一役買っているわけだ。

 

そう思うと、「人類直立歩行・内臓脂肪説」なんていう学説が
ないかな、などと、夢はふくらむ一方だ。
しかしこれを専門家風に言えば、「内蔵下垂の防止。」の
ひとことで片付けられてしまう。これでは夢もへったくれもない。

 

この解説の存在意義が問われる答えである。おしまい

 

------------------ ここまで解説(かいせつ) -------------------

 

と、ゆうわけで、...(^^;)皮下脂肪と内臓脂肪では、
たまる部位や目的がそれぞれ異なるんですね。...(^^;)

 

ちなみに妻から、(またかよ。...(^^;))
「“授乳時に皮下脂肪が燃焼されて痩せる”というのは、経験上、ガセネタ。
むしろふつう女性は、出産後に太る」という指摘が、ありました。...(^^;)

 

でもその“経験”は、現代という「食べたいとき、
いつでも食べ物がそこにある」という時代のお話です。

 

幾日も食べられない日が続いたかもしれない太古では、
赤ちゃんにおっぱいをあげてしまうことで、きっとお母さんは
激ヤセしてしまったはずだと思います。

 

だってそれを現代の男に当てはめれば、“狩りの経験が無い”
わけだから、狩猟しない限り永遠に痩せない、ということに
なってしまうじゃないか。べーっ、だ。(>_<)