メタボの腹囲の測り方で男女の違いはある!女性の方が5cm太い!
ここでは「メタボの腹囲の測り方で男女の違い」についてお話します。
日本におけるメタボ判定に用いられる「腹囲」について
男性と女性に違いがあるのかご存じでない方もいるでしょうか?
今回はそのことに着目してご紹介致します。
検診における基本的な腹囲測定の方法とは?
「立った状態・軽く息を吐く・へその高さで測定」が基本です。
脂肪の蓄積が余りにも多く、へその下に脂肪がある場合には、肋骨の下縁と
全上腸骨棘(腰骨の両側にあるでっぱり)の中点の高さで測定します。
測定時の注意点
・測定時はへその高さに巻き尺が水平であること。
・息を吸う時に測るのは良くなくて、息を吐くときに測るのが良い。
・飲食直後には正しい数値が測れないので行わないこと。
そして測定時には、原則として肌に直接巻き尺を使用するのですが
自身の事情になり拒否される方もいるので、
簡易的な測定方法(衣服の上から)について「やむを得ない」と考えられています。
(※測定者による指導により大きな誤差が生じない方法)
自己測定を行う場合は、不正確な測定にならないように
測定者の面前で本人が行うことになっています。
腹囲における基準値から見る男女の違いとは?
日本では「男性:85p・女性:90p未満」であると定義づけられていますが、
なぜそうなのかと言うとCT画像撮影時に男性と女性では、女性のほうが
皮下脂肪が多くなっており、同じ内臓脂肪面積でも腹囲が5p大きくなるためです。
それに加え日本では「女性のやせ過ぎ」が問題となっているのが現状で、
行き過ぎたダイエットによる減量を加速させないためにも、基準値をこの値から
世界基準である「腹囲はメタボ判断の追加項目とする」に合わせることについて
「日本肥満学会」は、今も慎重な姿勢をとっています。
このように、男性と女性では身体的な違いから
メタボであると判断される腹囲が違うと言えます。
また、「メタボの腹囲の測り方で男女の違いはあるの?」
という疑問に関しては「ある」と言えます。