メタボリックシンドローム判定項目で年齢の違いとは存在しない!

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ここでは「メタボリックシンドローム判定項目で年齢の違い」についてお話します。

 

娘「Sit and Stand(R)デスクっていいよね〜。」
母「・・・何それ?」

 

娘「知らないの?スウェーデンのイエッツビンが作った
デスクの高さをボタン1つで上げ下げできるデスクで、
立って仕事ができるんだよ。

 

足踏みなんかしちゃったら、有酸素運動になるから、
内臓脂肪も減って「メタボ」にはならないね!」

 

このように、若い娘さんですと、流行には敏感ですよね?
そこで今回は、メタボリックシンドローム判定項目で、
年齢の違いはあるのか?についてお話します。

 

お嬢さんとお母さまの1日を比べてみましょう!

 

お嬢さんは食事の量に気をつけて食べます。
昼食はバランスの取れた学校給食です。
放課後は部活動で運動をします。

 

お母さんはみんなの残りものも食べます。
味付けの濃いものを好みます。
食事の時間が不定期です。

 

喫煙もするし、お酒も好きです。
家で過ごすことが多いです。

 

お嬢さんとお母さまの違いとは?

 

彼女たちは環境が異なっているようです。
男性では40代から、女性では50代から
「メタボ」に該当する人の割合が急激に上昇します。

 

年齢によって環境が変化するため、
「メタボ」の人数が変化するということですね。

 

また年齢によって、身体能力も異なります。
歳を取れば取るほど、筋力は衰えていきます。
筋肉量が減ると基礎代謝量も減少します。

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よって、基礎代謝は加齢とともに減少していきます。
基礎代謝とは、生きているだけで消費するエネルギーのことです。

 

歳を取ると、消費するエネルギーが少なくなるので、
内臓脂肪がつきやすくなります。
内臓脂肪は、痩せている人でも、普通の体型の人でも、
たくさんついていることがあります。

 

また内臓脂肪は生活習慣病にも深い関係があります。
高血圧、高血糖、脂質異常症は生活習慣病です。
だから歳を取ると、高血糖、高血圧、脂質異常症を引き起こしやすくなります。

 

年齢が上がると内臓脂肪がつきやすくなります。
ですから、年齢が上がると腹囲が基準値を超えやすくなります。

 

また腹囲が基準値を超えると
高血糖、高血圧、脂質異常症のうち2つ以上を合併する割合が、
すべての年代で高くなっています。

 

年齢が上がっていくほど、「メタボ」の判定項目に、
身体的かつ環境的に該当しやすくなるということですね。

 

メタボの判定項目で年齢の違いはあるの?

 

「メタボ 判定基準 男女 特徴 違い」でもお話しましたが、
メタボリックシンドローム判定項目とは以下の2つだけです。

 

1:腹囲が男女ともに決められた基準値を超えているのか?

 

2:高血糖・高血圧・脂質異常症のうち2つ以上を合併しているのか?

 

ですから、あなたのお嬢さんが、たとえ10代の若者だったとしても、
この2つの判定項目で「メタボ」だと診断されれば、立派な「メタボ」です。
つまり「メタボの判定項目で年齢の違い」とは、存在しません。

 

近年は若年性の「メタボリックシンドローム」も
実際に増加する傾向にありますので、注意が必要です。

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